入試が近づいているこの時期は、3年生については言うまでもないですが、2年生にとっても、たいへん重要な時期です。文系の生徒は、多くの場合、英語と国語に加えて、地歴公民を入試で必要とします。英語については、迷う部分はほとんどありませんが、国語と地歴公民については、かなり悩むことになる人もいます。

国語は、現代文だけでいいのか、古文まで必要なのか、さらに漢文まで必要なのか、これが受験する大学・学部・学科によって(さらにいうと入試方式によって)異なってきます。現代文に加えて古文まで必要となる場合が多く、上位の大学の文学部では漢文も必要、という傾向がありますが、個々の大学・学部・学科を調べなければいけません。

地歴公民については、普通は、世界史/日本史/政治経済のなかから選択することになります。生徒によって得意/不得意がありますが、通常は、学習にかかる時間は政治経済が最も少なくて済みます。ただ、大学・学部・学科によって、世界史または日本史、という制限のあるところもあります。政治経済では受験ができないということですね。その逆、政治経済での受験ができて、世界史・日本史で受験ができない、というパターンはほとんどありません。ですから、可能性を広げておくのであれば、世界史/日本史を選択することになりますが、政治経済のほうが負担が少ないということで、そこで迷うことになるわけです。(最終的には興味のある科目を勉強するのがいちばん良いと思いますが)

ここで冒頭の話に戻りますが、世界史/日本史受験を考えるのなら、2年生のこの時期から受験勉強を始めておきたいのです。むりやり詰め込めば話は別ですが、世界史でも日本史でも、ひと通り全体像をつかむまで、半年はかかります。11月から始めれば、3年生の春でひと通り学習を終えて、夏まで含めてさらにもう一周することも可能です。これがたとえば、3月に始めるとなると、夏休み中もまだ一周目を勉強していることになってしまいます。

全体像が見えている状態での勉強と、そうでない状態での勉強は、まったく違うものです。夏休みには前者の状態での学習ができないと、相当苦しくなります。ということで、2年生のこの時期、とくに文系の生徒には、入試科目を決めるという重要な決断を迫ることになります。