生徒から「模試の復習ってどうしたらいいですか?」と訊かれることがあるので、今回はこれをネタにしましょう。

模試の復習をどうするべきかは、「人によって違う」と答えるしかありません。

 

少し本題から離れますが、私は勉強に関する様々な問いに対して「人によって違う」という答え方をすることが多くあります。

Q. いつから受験勉強すれば間に合いますか?

A. 人によって違います。

Q. 教材は何を使うのが良いですか?

A. 人によって違います。

Q. 1日に何時間勉強すればよいですか?

A. 人によって違います。

まともに答える気がないのか、と思われてしまいそうですが、「人によって違う」という答えがもっとも誠実だろうと思います。

おかれている状況も目標も違うのに、十把ひとからげにして答えることはできません。

 

それでも模試の復習について少し具体的なことを言うならば、次のようなことが言えます。勉強が一通り終わっている状況なら、自分の考え方と解説を照らし合わせ、その食い違いについて確認し、類題を探して正しい考え方の定着を試みるべきでしょう。また、知識が曖昧になっているところは、自分が普段使用しているテキストを参照して関連事項を確認し、今後覚えるべきものとして復習に組み込んでいく必要があります。

勉強がまだ一通り終わっていないなら、ここまでする必要はありません。解説をざっと読んで、「今後こういうことを勉強していくのね」と思うだけでじゅうぶんです。模試の問題というのは、基礎から順に出題されるわけではありませんし、網羅的でもありません。基礎が身についていない段階で模試の問題を利用して勉強していこうというのは、無理な話です。教科書なり参考書なりで基礎から段階を踏んで勉強していきましょう。

こういうことを話すと、「基礎が身についていないからまだ模試は受けません」という反応をする生徒もいますが、それはまた話が違います。「模試の復習に時間をかけなくていい」というのと、「模試を受けなくていい」というのは全然違う話です。模試を受けることで、「全国の高校生のなかで私はこの位置にいるのか」「こういう問題をできるようになればいいのね」などと、大事なことがわかります。受けられる模試は早いうちから受けてみることをお勧めします。