私がいつもいる席からは生徒の勉強している様子がよく見えるのですが、生徒それぞれの机の上を見ると、「うーん、やはり…」と思うことがあります。

いわゆる学力上位層の生徒の机の上には「必要かつ十分」な物が載っている傾向にあり、それとは逆に、勉強苦手グループの生徒の机の上には、不必要な物が載っていたり、必要なものが出ていなかったりします。不必要な物が載っているタイプは「やる気はあるけど考えて勉強していない」あるいは「やる気がないけどあるように見せないといけないと思っている」タイプです。必要なものが出ていないタイプは「やる気がなく、やる気があるように見せる気もない、またはそこまで意識が及ばない」タイプです。これらのタイプ分けは、もちろん「傾向」に過ぎませんが、かなり当たっていると思います。

小学校のときの先生が「机の上には必要なものだけ出すんですよ。そして必要なものは先に出しておくんですよ」と何度もおっしゃっていた記憶が私にはあるのですが、最近そういうことを教えてくださる先生は少ないのでしょうか……。

今のところはあまり指摘してはいないのですが、少しずつ注意して、直してもらわないといけないなと思っています。しかし本当は、指摘されて直すのではなく、自分で気付いてほしいものです。「必要かつ十分な物を机の上に出しておけば勉強ができるようになる」わけではありませんから。そうではなく、「必要かつ十分な物を出しておくほうが勉強しやすいだろうと自分で考えることのできる生徒が、学力を伸ばしていける生徒だ」というだけなのです。