今回はこのお話の続きです。

勉強のクオリティを改善するために重要なことは何か。

その答えはいろいろ考えられますが、そのひとつ、そして重要なひとつは即時性です。

勉強をしおえた後で、勉強のしかたをあれこれ言われても、なかなか改善できないのが実情です。

勉強をしている、まさにその瞬間に「こういう勉強はこのようにやるんですよ」と言われ、すぐに実行に移し、そして「確かにこのやり方のほうが実力がつきそうだな」と実感できてこそ、その勉強のしかたが身につくのです。

昨日の夕方つくった料理について「こういう料理はこういうふうに作るんですよ」と今日言われるより、その料理を作っているまさにそのときに、料理の先生がアドバイスをくれて、実際にその通りにしたら「なんておいしいんだ!」と思うほうが、圧倒的に効果がありますよね。

野球のバッティングを習うのに、素振りの練習を終えてからアドバイスを受けたいですか? それとも素振りをしている最中にアドバイスを受けたいですか? もちろん、後者ですよね。

即時性というのは、指導一般において非常に大切なことであり、即時性を欠く指導がもし成功するとしたら、指導される側に非常に高い意識と素質が要求されます。勉強に対するモチベーションが非常に高く、素質もある、そんな高校生であれば、後出しの指導も可能です。ですが、なかなかそういう生徒ばかりではありません。というより、そういう生徒はごく一部です。

ある行為に対する指導は、その行為が行われているその場で行う。これが指導における即時性の原則です。

 

残念ながら従来の予備校doの教室レイアウトでは、この即時性の原則を守ることができませんでした(一般的な塾・予備校もそうだとたいていそうだと思いますが……家庭教師だと勉強しているときにそばにいてくれることもありますが、恐らく料金がたいへんなことになります……)

生徒が主に自習をする場は閉ざされた空間であり、講師のいる教室と別の空間にあったため、生徒が勉強しているその瞬間に立ち会うことができなかったのです。

そこで、思い切って教室のレイアウトを変更することにしました。これが今回の教室移転の大きな理由のひとつです。では、移転によってレイアウトがどう変わるのか。それは、次回までのお楽しみ、です。