保護者の方から「勉強法を教えてほしい」というご要望をいただくことがあるので、勉強法の指導について考えていることを少し書きたいと思います。

本人が知りたいのか

勉強法でも何でもそうですが、まず、本人がそれを知りたいのかどうかが重要です。知りたくもないものを教えられて、それが身につくでしょうか。

勉強について考える

そういうわけで、 特に指導の初期の段階では、 私たちは「勉強について考えさせること」を意識しています。まずは「どうしたら目の前のテストに合格できるのか」というレベルでも構わないと思っています。

どうすれば○○できるようになるのか

たとえば「どうすれば単語が覚えられますか」という質問は毎年出てくる定番の質問なのですが、勉強を始めたばかりの生徒から出てきた場合には、私は好意的に受け止めます。「どうすれば覚えられるのか」と考えることは勉強の工夫につながっていくからです。(勉強を始めてから相当の期間が経ってこの質問が出てきた場合には、だいたい弱音を吐いているだけなので、生徒の精神状況に応じて返答を変えます)

長期的な視野で指導する

生徒を見ていると、「なんでそんな勉強をしてるんじゃい!!」と思うことばかりです。昔はそう思ったときにはすぐに注意していましたが、最近(といってもここ数年)は少し放置するようになりました。すぐに注意すると、そのときは直るのですが、また変な勉強をしだしたり、他の教科に応用が利かなかったり、うわべだけ指示された形でやっていて実は何も考えていなかったりと、長期的に見るとうまくいかない場合が多いのです。とにかく「自分で」考えられるように導くこと。ここを外した指導はうまくいきません。

考えるきっかけを与える

それでは私が何をしているかというと、細かく言えばいろいろあるのですが、一番わかりやすいのは「きっかけを与えること」です。「間違えた問題を何度も出題する」「できるようになった問題を少し間を置いて出題する」「できた問題に少し応用を加えた問題を出題する」といった出題のされかたは、doの生徒たちなら皆、身に覚えがあるでしょう。これは「どうしたら同じ間違いをしなくて済むのか」「一度できるようになった問題を忘れないようにするにはどうしたらいいか」「どうしたら応用ができるようになるのか」を考えさせる種を蒔いているのです。doではターゲットテストとスパイラルテストという2種類のテストを実施していますが、講師が毎回ひとりひとりの生徒に対して問題を選択して出題しています。これは、そういうシステムだからこそできる「種蒔き」だと言えます。